2023年6月4日(日)から29日(木)に、表参道のGYRE GALLERYにて、服と自然環境、服と作り手、服と着る人との関係を見つめる展示「TWO DECADES OF HIDDEN FASHION」を開催します。
本展は、2013年4月24日にバングラデシュで発生したラナ・プラザの倒壊事故(縫製工場で働く1132名が亡くなり、2500名以上が負傷)をきっかけに始まったファッション産業の健全化を目指すグローバルキャンペーンFASHION REVOLUTION JAPAN が主催し、事故から10年経った今、ファッション産業を取り巻く状況は変化したのだろうか?という問いを入り口に、これまでの10年を振り返り、これからの10年を見据えるために企画されました。リサーチに基づき変化をビジュアライズしたインフォグラフィックや、ファッション産業に関わる人々の生の声をマルチメディアで展示します。2023年6月10日(土)には、アメリカ合衆国より、パタゴニア社のプロダクトラインディレクターであるマーク・リトル氏を招いたスペシャルトークを開催します。(事前予約制・一部有料)
開催期間:2023年6月4日(日)ー29日(木)
会場:GYRE GALLERY /ジャイル・ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE 3F
お問合せ:0570-056990 ナビダイヤル(11:00-18:00)
オープン時間:11時-20時 (6月10日のみ17時閉場)
協賛企業:
株式会社オウルズコンサルティンググループ / allbirds / THE WOOLMARK COMPANY / サルト株式会社 / 豊島株式会社 / パタゴニア / レンチングファイバーズ(テンセル™)
会場構成: 山際 悠輔
グラフィク: 日髙 李衣子
コピーライト: 松吉 亨
映像制作: imageMILL
Special Thanks: 生駒芳子/株式会社アートダイナミクス
スタッフ:鎌田安里紗 / 竹村伊央 / 中村元気 / マルティンメンド 有加. / 古島真子
ラナ・プラザの事故から 10 年の時に、社会に何を発信するのか。そんな 問いから FASHION REVOLUTION 2023の企画ははじまりました。その 中で、1 着の服の生産背景を長いタグを通して可視化する 「#RememberRanaPlaza Collection」を、 業界を横断して発表するこ とを計画しました。当初 は多くの賛同やポジティブなフィードバックを 頂いたものの、いざ実施に向けて参加企業をつのったところ 実際には多 くの壁にぶつかり、結局実施は叶いませんでした。
ラナ・プラザからの 10 年でファッション産業の透明性が改善したことを 示したかった私たちの思惑とは裏腹に、10 年が経ってもそれができない ことが明らかになりました。参加候補としてお声がけしていた企業から丁 寧な、しかしはっきりとしたお断りのメールが届くたび、少し落胆しなが らも、突きつけられた現実に向き合い、紐解いてみることに価値がある のではないかという考えが強くなりました。実際に、その後実施した企業 アンケートで明らかになった不 参加の理由を見ていくと、日本における 現状と課題が見えてきました。
そこで私たちは、こうした背景や理由を丁寧に明 らかにしていくこと が、日本のファッション産業の現状や課題を浮き彫りにし、また、ステー クホルダー間での思い違いがあれば改善のためにそれを示すこ とができ ると考え、消費者へのアンケートや専門家へのインタビューも実施し、 「#RememberRanaPlaza Collection 断念から考える日本のファッショ ン産業 の現在地」として、多くの人の協力を得ながら本レポートをまと めることとしました。ぜひご一読いただければと思います。
FASHION REVOLUTION JAPAN(運営:一般社団法人unisteps)では、4,5,6月に各1回、海外からゲストを迎えて、トークイベントを開催します。サステナブルファッションの最前線で活躍するゲストから、それぞれの現在の問題意識と、具体的なアクションについてお話を伺います。
TALKの参加チケットの申し込みはpeatixで承っております。こちらよりpeatixへ。
TALK1
2023年4月25日(火)
「Why is Transparency Important? なぜ透明性が必要なのか」
ゲスト:リブ・シンプリシアーノ(FASHION REVOLUTION ポリシー&リサーチ マネジャー)
参加方法:録画配信(無料) 使用言語:英語(日本語字幕付き)
TALK2
2023年5月20日(土)
「Making Better Choices as a Consumer より価値観にフィットする買い物をするために」
ゲスト:ゴードン・レヌーフ(Good On You 共同設立者)
モデレーター:マルティンメンド有加(FASHION REVOLUTION JAPAN プロデューサー)
参加方法:録画配信(無料) 使用言語:英語(日本語字幕付き)
TALK3
2023年6月10日(土)18:00-19:30
「How Clean Are Your Clothes? 衣服の隠されたコストに目を向けよう」
ゲスト:マーク・リトル(パタゴニア プロダクト・ライン・ディレクター)
モデレーター:鎌田安里紗(FASHION REVOLUTION JAPANプロデューサー)
参加方法:ライブ配信(無料)/現地参加(限定30名:有料)/録画配信(無料) 使用言語:英語(逐次通訳)
開催場所:GYRE GALLERY /ジャイル・ギャラリー
TALKの参加チケットの申し込みはpeatixで承っております。こちらよりpeatixへ。
2013年4月24日バングラデシュにある「ラナプラザ」という複数の縫製工場が入居するビルが崩壊し、1100名以上の方が亡くなり、2500名以上の方が負傷するという痛ましい事故が起こりました。前日からビルの亀裂が見つかっていたにも関わらず操業を止めなかったことで事故が起こってしまったことから、短納期や工賃の圧迫などファッション産業の構造的な問題、そして「自社ブランドの服を誰がどこで作っているのかわからない」というサプライチェーンの不透明さが浮き彫りとなりました。
この事故を受け、イギリスが本部となり、世界中の消費者がSNSを通して「#whomademyclothes(私の服は誰が作ったの?)」と企業に問いかけるムーブメントとFASHIONREVOLUTIONに発展しました。日本はキャンペーン始動当初の2014年から参加しています。
FASHION REVOLUTIONとは、ひとりひとりが 「私の服は誰が作ったの?#whomademyclothes 」と考えることからファッション産業の透明性を高めていくグローバルキャンペーンです。2014年にイギリスで立ち上がり、現在100を超える国が参加をしています。衣服を作る過程で自然環境に与えるインパクトや、生産に関わる人々の労働環境を把握することで、必要に応じて改善を行うことができます。「透明性」は「持続可能性」の前提となるものです。
FASHION REVOLUTIONはイギリスに本部を構え、約100カ国に支部を持つグローバルキャンペーンです。
独自でイベントを計画中の方で、ブランディングガイドに掲載されている
今年のキャンペーン素材が欲しい方は
FASHION REVOLUTION JAPANまでお問い合わせください。
ファッションレボリューションジャパンへのご連絡は
こちらのフォームをお使いください。
メールでのお問い合わせは japan@fashionrevolution.org までお願いいたします。
世界の主流ファッションブランドと小売業者250社を対象に行われた調査社会的・環境的な方針と実践、そしてその影響についての情報をどの程度開示しているかを元にランク付けされています。
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