FASHION REVOLUTION
Japan

ファッション産業の透明性について考えるPOP-UP-LIBRARYが

スパイラルガーデン(表参道)に登場

FASHION REVOLUTION JAPAN 2024

「Who made my clothes?」

 

FASHION REVOLUTION JAPAN(運営:一般社団法人unisteps)は、2024年4月23日〜28日にスパイラルガーデンにて、「Who made my clothes?」展を開催します。会場には、ファッション産業の透明性について考えるPOP-UP-LIBRARYが登場し、国内外の関連書籍を自由にお読みいただけます。また、服がどのようにできるのか、そのプロセスを体感できるインスタレーションも展示されます。

本展に合わせ、未邦訳であった『トレーサビリティ・プレイブック』と『トレーサビリティ・ロードマップ』の2冊を発表します。この2冊の発行元であるTrusTraceは、スウェーデンに本拠地を置く、トレーサビリティプラットフォームと関連サービスを販売する事業会社です。FASHION REVOLUTION JAPANは、トレーサビリティと透明性を概念から実践にステップアップする年として、生の情報が詰まったこの2冊を日本の事業者・行政・生活者の皆様にご紹介したいと考え、許可を得た上でTrusTraceと広告や金銭的な取引は一切行わずに邦訳を行いました。

私たちがこの10年で感じた最も大きな変化は、生活者(消費者)が透明性を求めている、ということです。より具体的に言うと、「服を買うことが不安」と言う声を耳にします。自分が購入している服が自然環境や働く人に過度な負担を強いていないか、どのように確かめればよいかわからない、という状況です。値段やデザイン以外の情報も踏まえて、身につける服を選びたいのです。また、この10年でのもう一つの大きな変化は、透明性の担保を支えるテクノロジーやサービスが現れたことです。ブロックチェーン技術や、情報を集約するサイト、さまざまな形で、どのようにファッション産業の複雑なサプライチェーンを可視化できるか世界中でチャレンジが行われています。透明性の担保は、難しいけれど、不可能ではないのです。世界中で多くの人々が「透明性が必要だ」と声をあげ続けた10年。これからの10年は透明性を実装するフェーズになるでしょう。

翻訳書について

『トレーサビリティ・プレイブック』は2022年、『トレーサビリティ・ロードマップ』は2023年発刊のため、動きの速いサステナブルファッションの現場ではすでに古くなってしまっている情報も一部あるかもしれません。それでも、透明性に関する情報を包括的に提供できる本書は、皆さんにお伝えする意義があると思い、日本語版を取りまとめることとしました。これらの翻訳書では、欧米の法規制への対応に多くの字数が割かれています。EUやアメリカで一定額以上の売り上げがある日本の一部の大企業以外には、国内には関係のない話と映るかもしれません。しかし、対象となる企業のサプライチェーンに関与していれば対応が必要になってきます。また、日本にも将来的に同様の法規制が広がってくる可能性は十分にありますし、透明性の確保には法規制の遵守(罰金や税関での拘留の回避)以外にも多くのメリットがあります。

 

開催概要:

展示タイトル「Who made my clothes?」

開催期間:4月23日(火)-4月28日(日) 11:00-20:00 *最終日のみ18:00まで

場所:スパイラルガーデン (表参道)

住所:〒107-0062 東京都港区南青山5丁目6−23 1F

協賛:オールバーズ / サルト株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社良品計画 / レンチングファイバーズ社(テンセル™)

 

※展示期間は、2024年4月23日〜28日。
※展示は、予約不要、入場無料です。

 

レセプショントークイベントも開催

FASHION REVOLUTIONのキャンペーンが始動してから10年の節目となる、2024年4月24日(水)には、スパイラルガーデン (表参道)にて、ゲストを招いたトークセッションを含む、レセプションイベントを開催します。

トークイベント概要:
名  称:FASHION REVOLUTION2024「Who made my clothes?」展レセプショントークイベント
日  時:2024年4月24日(水)18:00-20:30
参 加 費 :1500円

申し込み:peatixより事前申込制。https://fashionrevolution2024.peatix.com/
主  催:FASHION REVOLUTION JAPAN(運営:一般社団法人unisteps)
協賛:オールバーズ / サルト株式会社 / 豊島株式会社 / 株式会社良品計画 / レンチングファイバーズ社(テンセル™)

 

タイムライン

17:30開場

18:00-18:15 展示と翻訳書のご紹介

18:15-18:45 talk session 1

18:45-19:15 talk session2

19:15-19:30 Q&A

19:30-20:30 レセプション(会場をご自由にご覧頂ける時間となります)

 

トーク内容

Session 1 「Transparency in Action」

ゲスト:Saravanan Parisutham(TrusTrace)

サラヴァナン・パリサム氏はTrusTraceの共同設立者兼COO。 テクノロジーを活用した変革に15年以上の経験を持つサラヴァナン氏と3人の共同設立者は、インドの地元コミュニティで無責任なファッション生産がもたらす有害な影響を目の当たりにした後、すべてのサプライチェーンが追跡可能で、循環的で、公正であるという未来のビジョンを掲げてTrusTraceを設立した。 サプライチェーンのトレーサビリティとデータを活用して、サプライチェーンの社会的・環境的影響を知り、証明し、改善する方法の専門家であり、世界最大のファッションブランドの多くで頻繁に講演を行い、信頼できるアドバイザーとなっている。

ファシリテーター:鎌田安里紗(FASHION REVOLUTION JAPAN)

 

Session 2 「責任あるものづくりを目指して(仮)」

ゲスト:福井隆史(ヘラルボニー)

WEBコンサルティング会社での品質管理、工芸をベースにした生活雑貨の企画・製造・卸・小売を事業展開する会社での卸部門を経て2023年夏にヘラルボニーへ。 アパレルなどを主に扱うリテール部門で商品構成・企画進行、サプライチェーン構築などを担当。

ファシリテーター:鎌田安里紗(FASHION REVOLUTION JAPAN)

 

 

 

ファッションレボリューションの背景

2013年4月24日バングラデシュにある「ラナプラザ」という複数の縫製工場が入居するビルが崩壊し、1100名以上の方が亡くなり、2500名以上の方が負傷するという痛ましい事故が起こりました。前日からビルの亀裂が見つかっていたにも関わらず操業を止めなかったことで事故が起こってしまったことから、短納期や工賃の圧迫などファッション産業の構造的な問題、そして「自社ブランドの服を誰がどこで作っているのかわからない」というサプライチェーンの不透明さが浮き彫りとなりました。

この事故を受け、イギリスが本部となり、世界中の消費者がSNSを通して「#whomademyclothes(私の服は誰が作ったの?)」と企業に問いかけるムーブメントとFASHIONREVOLUTIONに発展しました。日本はキャンペーン始動当初の2014年から参加しています。

 

FASHION REVOLUTIONとは

 

FASHION REVOLUTIONとは、ひとりひとりが 「私の服は誰が作ったの?#whomademyclothes 」と考えることからファッション産業の透明性を高めていくグローバルキャンペーンです。2014年にイギリスで立ち上がり、現在100を超える国が参加をしています。衣服を作る過程で自然環境に与えるインパクトや、生産に関わる人々の労働環境を把握することで、必要に応じて改善を行うことができます。「透明性」は「持続可能性」の前提となるものです。

FASHION REVOLUTIONはイギリスに本部を構え、約100カ国に支部を持つグローバルキャンペーンです。

 

 

参加方法

個人参加方法をダウンロードする

 

 

 

 

ファッション産業と透明性の現状を知り、

考えるためのレポートを発表しました。

ラナ・プラザの事故から 10 年の時に、社会に何を発信するのか。そんな 問いから FASHION REVOLUTION 2023の企画ははじまりました。その 中で、1 着の服の生産背景を長いタグを通して可視化する 「#RememberRanaPlaza Collection」を、 業界を横断して発表するこ とを計画しました。当初 は多くの賛同やポジティブなフィードバックを 頂いたものの、いざ実施に向けて参加企業をつのったところ 実際には多 くの壁にぶつかり、結局実施は叶いませんでした。

ラナ・プラザからの 10 年でファッション産業の透明性が改善したことを 示したかった私たちの思惑とは裏腹に、10 年が経ってもそれができない ことが明らかになりました。参加候補としてお声がけしていた企業から丁 寧な、しかしはっきりとしたお断りのメールが届くたび、少し落胆しなが らも、突きつけられた現実に向き合い、紐解いてみることに価値がある のではないかという考えが強くなりました。実際に、その後実施した企業 アンケートで明らかになった不 参加の理由を見ていくと、日本における 現状と課題が見えてきました。

そこで私たちは、こうした背景や理由を丁寧に明 らかにしていくこと が、日本のファッション産業の現状や課題を浮き彫りにし、また、ステー クホルダー間での思い違いがあれば改善のためにそれを示すこ とができ ると考え、消費者へのアンケートや専門家へのインタビューも実施し、 「#RememberRanaPlaza Collection 断念から考える日本のファッショ ン産業 の現在地」として、多くの人の協力を得ながら本レポートをまと めることとしました。ぜひご一読いただければと思います。

レポートをダウンロードする

 

 

 

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